研究と開発

NO-53[精素学]大局変化期と小局変化期

宇宙の組織は全次元体から始まり、局部次元から生物次元に至る迄、その成り行きは一律的ではあるが、各々の変化ぶりは色々なものがあり、その次元によって異なる。その変化は大局変化中局変化小局変化に分類される。大局変化は大宇宙の変化を意味し、中局変化は銀河宇宙の変化を意味し、小局変化はその天体の変化を意味するのである。そしてこれらの変化にしても、ある一定の期間があり、その成り行きは一寸一秒も狂わないのである。しかし我々はこれらの変化ぶりを全く知ることが出来ない。その理由は宇宙の寿命があまりにも長いからであり、宇宙の変化ぶりもあまりにも複雑で、我々の一生、いや人類が地球上に現れ消えるまでの期間があまりにも短すぎるので知ることが出来ない。宇宙から見た人間の一生は天光の如くピカッと光った瞬間が人類の一生になるので宇宙の変化ぶりは知る余地もないのである。井戸の中の蛙は井戸の中の世界は知るものの外の世界は知る余池もなく、地下のみみずが地球を知る筈もない、ちっぽけな地球虫である我々人間が宇宙の成り行きを知る筈がない。しかし我々人間はある程度の脳力があるので大局から小局に至る、ある一定の働きは知ることが出来る。これは知るのでなく感じるのである。これは大動物から小動物に至るまで皆感じるが、我々は小動物たちの感じ方、又はそれを動物に伝達する方法を知ることが出来ないので、人間達だけが知っているょうに思われるのである。ひょっとすると小動物の方が人間様よりもよく知っているかもしれない。人間は金儲けや科学上では小動物より優れているかも知れない。この世の中に科学が必要であるのか?ロケッ卜を打ち上で宇宙へ行って何が得られるのか?宇宙は行っても行っても果てがなく、細かい粒子を分解しても果てなく細かいもので、分かったとしても次から次へと現れる謎、借力で長生きしたとしても果てがあり、1千年生きても1万年生きても結局は死ぬ身であれば、権力があって金があって名誉があっても、それがどうだと言うのだ!とにかく過去も未来も皆夢であれば、人間これ皆現在のものが満足であればそれで良いのであり、その子孫の未来だけを考えてやれば良いのである。つまり大局変化期と小局変化期の差はあまりにも掛け離れていて、人間の知恵では知ることが出来ないのであるが、右脳刺激の反応によってある程度のキャッチは可能である。

著 力 抜 山