研究と開発

NO-50[精素学]  核 と 生 命

現在核の研究は益々進歩し、中性子爆弾が開発され、米ソは実戦に応用しようとしている。核はさらに一歩進んで殺人光線や破壊光線も作り始めている。世界至る所で核の研究は著しくなり、この地球全体を破壌することも出来るのだ。でも核の力だけでは全人類を根絶することは出来ない。なぜならば、自然全ての物は相対、極対法則から構成されているからである。即ち、一つの物が強烈であれば、それに対抗する物が現れ、一方的な力があまり伸びないようにするのが自然の法則であるからだ。つまり、相対性から外れると、そこには必ず極対性が待っており、極対性同士が衝突すると、相対性か待っているのである。今世紀が極対性になるので必ず世界が衝突することになる。その後、全人類の相対気質が現れ平和が訪れるのだ。このようなことは、自然も宇宙も皆同一なるもので、世の中全ての物がスムーズに発展するということは有り得ない。常に何物かにぶつかり、それに勝ち、そして相対が作られ、進歩するのである。一生一死、一度生まれたものは必ず死に、一現一滅、一回現れたものは必ず滅亡するのだ。地球上には数知れない生物がいる。だが、今までに姿を消した動物も多い。人間も永遠に生きて行くことは出来ない。何れはこの地球上で姿を消す時が来る。人間は知恵があって他の動物と違い、中々絶滅させることは難しい。冬になれば焚火を用い、夏になれば冷凍で処置する。このような知恵有るものは人間しかない。氷河時代に恐竜が死に絶えたのも知恵が無かったからである。しかし、人間は高度な知恵を持って氷河時代を生き抜き、地震、洪水等に遇っても依然と生命を維持したのである。今日、世界人口は増え続き、このままでは地球に大危機が来るのは間違いない。そこで作られたのが核であり、そして癌またはエイズ等の難病等が増え、人類を減らそうとするのが自然の法則なのである。現実、核を平和に利用すると言うものの、究極的には人類破滅に使われるものに過ぎないのだ。人間は核によっての惨劇を避けることは出来ないであろう。核の為、地球上では恐竜絶滅期のような道を辿らなければならないのだ。激しい核の中でも不思議に生き延びる人がいて、新たな人類改革が始まり、その子孫によって地球上は統一国家となって、新たな人類社会が始まるのだ。そこは30世紀の時代である。

著 力 抜 山