研究と開発

■NO-39[精素学]  三     差

三大神経の確立、体層の充実、精素パワーの強化、内功外功のバランス、中脳と丹田の安定、とにかく心身を均等安定させるのが三差の役割である。建物に比較して屋根に相当するのだが、丈夫な屋根でなければ風に飛ばされやすく、雨が漏れる心配もある。 そして三差は不均等な神経を立たし、体の速度と力を増加させると共に骨まで丈夫につくるのである。人間は生まれつき誰しも三差の能力をもって生まれるものだが、成長過程に於いて恐怖と雑念、環境によって機能が低下し、 三差能力が出せないのである。これを借力での三差の働きによって復活させ、生まれた時点での全ての要素を取り出すことが出来る方法である。人間の寿命は約二百才程度は生きられる要素を持っていると現科学が宇宙発表しているものの、殆どその半分しか生きられないのが現状である。力は虎に勝て、脳は四次元能力を出せるものだが、殆ど一生使えず終わるのである。借力は老化を遅らせ優れた神経組織の反応が速やかになり、弾力性のある筋肉、頑丈な骨質、心の柔軟、整った体形、体力増強等に大きな成果をもたらすのが借力での三差の使命である。我々の体は心の働きと神経の働きによって、その影響が大きいのである。思った通り体を動かそうとしても、そうはならない。反面、体はよく動くものの、心の働きが不安定である等これは、心身の調和が行き整っていないからである。これ以外にも心身の不一致は多いのだが、その中でも現在意識と潜在意識の不一致、寒さと暑さの無抵抗、理論と実践での不一致、自論と他論の不ー致、遺伝組織と宇伝組織の不一致、自然と体然との不一致、体質と食質の不一致、思想と環境との不一致、これ以外にも数知れない不一致なる矛盾があまりにも多いのだ。これを正すには特殊訓練での借力三差の力でない限り解決出来ないのである。体のバランスと共に一般的な症状に寄って、骨肉経の均等が壊れ疲れが激しく、難病になり、心の疲れが自殺、他殺、悪癖、犯罪等に走らせ、体の疲れが、事故、堕落、登校拒否等を引き起こすのである。 借力三差によってこれを防ぎ、心身の矛盾を打破し、安定した心を作り上げ、充実した健康な体と寿命を築き上げることが出来るのである、精神力と度胸を築き、理思的な生命力と思考を取り出し、活気のある人生を作り上げる導火線、これが借力三差の威力である。

著 力 抜 山