研究と開発

NO-301【精素学】    心

心は軽く、念は重く、心は高く、思いは低く、心は強く、気は柔らかく、無限なる心と果しなき考えと心、心には鏡があり、心には光もある。生きるも死ぬも、心からで、幸せ、不幸も心である以上、人間心によって全てがあり、人、心によって生死が左右されるのだ。遺伝心によって現在があり、記憶心によって未来がある。決心によって変化があり、安心によって能力が造られ、不安によって怪我をする、信念によって感が働き、信仰によって気は滅ぶ。英雄高慢心によって世は滅び、聖賢によって発展が止まる。勇気過剰によって自滅し、勝気によって進歩がある。勝負によって知恵が造られ、敗北によっていきる道を知る。悲しみがあって決まりがあり、涙があって情を知る。恐怖があって心が発展し、笑いがあって心を知る。趣味によって人格が分かり、興味によって未来を知る。とにかく心というのは果てのない要素と限りのない因を秘めたもので、この心を一名マボロシのパワーとも呼ぶ。勿論心には浮遊と決定心があるもので、己の行動又は実行、そして未来を決めるのも決定心がするのである。決定心からの波動によって自他の融合が現実するのである。今やりたい気持ち、今話したい心、これ皆決定神経から操作され、これから何をしようとするのが浮上し意のままになるのである。そのような訳で、現在あなたが話そうとしているもの全てが、あなたの自意でなく、前もって造られた奥心からのものが反応して操作されているのである。これを別の形で言えば、心から造られるものの刺激がなかった場合は、何も心は起こらない事になる。そこで心は二つの働きがある。その一つが有介心であり、二つ目が無介心である。有介心は全ての刺激をコントロール神経が調節して目的を果たすものであり、無介心は刺激がコントロールされなくても、唯、刺激のまま流動するもので、夢、又は空想などに俗するものである。そして心の集中によってのスピードは念力となり、心が宇宙線に入り込んで超能力になるのだ。これをもっと詳しくいうと、決定神経には覚素反応体があって、陰陽次元、磁素次元、地球次元、時代次元などに反応し遺伝心と記憶心をコントロールし又は体全体に働きかけるのだ。そのような訳で、記憶子が如何によいアイデアがあったとしても、遺伝心が如何に優秀であっても、次元から外れた能力は決定されないのだ。イエスが現れたのも孔子が有名になったのも、これ皆その時の次元に合った遺伝心と記憶心が働いたからである。科学も哲学も、文化も人類もその発展も、そして、戦争も、平和も、これ皆その時の次元によって成立するもので、如何によい知恵があったとしても、次元に合わないものはそのまま葬られてしまうのである。まとめていうと心は造られるものであって作るものではないのだ。

著 力 抜 山