NO-295[精素学] 寒熱の火傷
寒い熱い涼しい温かい。我々の体は自然の気候に対し敏感に感じ取り、自体のバランスを考える。その反面100度以上の熱に触れば忽ち火傷をし皮膚が垂れてしまう。だが火傷というのは熱だけでなく、反対の冷たさにも火傷をするのだ。この火傷を寒傷と言う、零下500度以上になれば細胞が破壊されてしまう。冷凍して生き返るのは約200度以下のものである鉄を三千度の熱で溶かすと、ドロドロになって流れるが三千度以上の冷子を与えると、鉄などはバラバラになってしまうのだ。塩の固まりが水に解けるように粒子が分散してしまう。何故我々の体は寒熱に弱いのだろうか。それは言うまでもなく温体構成物質から生成されたからである。万一零下30度の冷下から作られたものであれば温かい空気に触れるとたちまち氷が溶けるように消えてしまうだろう。その反面100度の熱から構成されたものであれば、涼しい風に当たっても全ての機能は停止され人間はたちまち岩になってしまうだろう。溶岩がその例であり地下で動いているマグマは生きている生物である。この生物は何万度という熱の条件で生き続けておる。それが噴火し空気に触れたちまち死んで溶岩になってしまう。宇宙生命は二つの原理から成り立っているのだ。極冷生命体、極熱生命体、極冷生命体は無形宇宙であり、極熱生命体は有形宇宙である。陰と陽はこの二つの生命体から現われたものだ。では我々が熱いものに触ったとき火傷をするのは何故だろうか、その原理を説明してみる。我々の体では各々の細胞には一定の推子が回転しており回転速度に等しいものには温かさを感じ、速いものになれば暑く感じるるのだ。 自然熱子には太陽熱、燃消熱、電気熱などがある。これらの熱子は非常にその回転が速く、人間細胞で回転している熱子の速度を30とした場合、 自然熱子の回転速度が倍加したとき細胞熱子も倍加するので細胞の組織が崩れ収縮してしまう。収縮された細胞は全てのエネルギーが停止され、光の反射が出来ないので黒色に変色してしまうのだ。色というものは物質が光を受け、反射するとき光の中にある色彩を、集中的に反射させるによって、赤とか緑等に見えるのだ。そして細胞推子回転より少し下になると涼しく感じ、同じくなると温かく感じるのである。その反面零下では反対に熱子の回転が低下し寒さを感じるのだ。人間が凍え死ぬのは、寒さによって細胞推子の働きが停止され死んでしまうのである。我々の体で熱子の回転が低下すると、体が段々固くなって老化するのである。
著 力 抜 山