研究と開発

■NO-29[精素学]    主心と副心

心の三大心は、外考心、内考心、仲介心であり、離着五大心は、冷、温、情、熱、冷である。これらの心の作用には必ず主心と副心が付くもので、主心の働きは短時間で効果を上げるものであれば、副心は長時間で効果をもたらすのである。では主心と副心の働きを詳しく述べてみる。心の働きには必ず枠の限と言うものがあって、その枠の壁を破ることは大変難しく。年齢的に取り上げてみれば、第一の枠は十歳頃まで、第二の枠は二十歳頃、第三の枠は三十五歳くらいであり、第四の枠は五十歳程度、その後は二十歳毎に大きな枠がある。これは殆ど生物次元での遺伝から成るもので、この枠を早くから破ることが出来れば天才秀才は勿論のこと、超能力まで発揮することが出来るのである。人間は体験によってその実体を把握するもので、経験なくして進歩はあり得ないのである。だが経験なしに高い心の枠を破ることが出来れば、右脳の反応は勿論のこと、仙人道人に近い心の働きが現れるのだ。では体験なくして幾つかの壁を破るにはどうすればよいのか?その方法としては、大小を間わず、想像をしてみること。多くの物を見、多くの物を聞き。多くの物を勉強し、確実な判断をするよう努力することが大切であり。判断は、多識と多経験から作られるものである、中でも必要なのは、人の体験記や多くの小説を読むのが良い。ここで登場するのが主心と副心である。主心と副心がいかに交差すればよいのか。日常生活にしろ体験にしろ、常に主心と副心を旨く使い分ける人が成功率が高いという訳だ。鉄を持って鋼を作るには、必ず冷と熱が必要であるように、我々の心も冷熱の働きを旨く取り入れない限り、成功率はないのである。御飯を炊くにしても、火を入れっぱなしでは、あまり美味しい御飯は炊けない。そこには火の加減というのが必要である。心にしても主心だけ使えば、脳に余計な熱が加わり、良い思考は得られないのである。主心は左脳から出るのであり、副心は体全体から出るものである。主心は体をあまり動かさないとき出るものであり、、副心は体を動かす時出るのだ。そのような訳で、一つのひらめきがあった時は集中して20~30分程度考え続けその後は集中を消し、副心で考えるべきである。副心で考えるには、運動、散歩、ジョギング、体操、掃除、片付け等をするときにひらめきが浮かぶのである,心のなやみ,困難に遭遇したときは旅行あるいはかわったことをするのが最適である。

著 力 抜 山