研究と開発

NO-284[精素学]  反射と脳の空間

全てのエネルギーは発射と反射によって交差するのだ。推力から反射した重力、光から反射した鏡に写った顔、磁性の反射から起こる推子、そして推子から反射されてなる復回推子、全ての物質は推子と反推子によって形成されるのである。力の反射、感の反射、遺伝の反射、宇伝の反射、思考の反射、心が現われるのも反射方式から生まれるのだ。重いものを持ち上げる時はその物体を対象し記憶されている過去の経験にぶつかり反射され、それに対応しての力が現われ、重い軽いが定まるのだ。全く過去の経験がないところでは力の判定が難しいのである。これを記憶反射という、遺伝記憶、宇伝記憶、実践記憶、思考記憶等によって感の反射が現われるのだ。戦時中に赤ん坊が泣き止まないので、子供の異常事態で其の場所を換え難を避けた例、複雑な出来事によって乗り物に遅れ難を避けられた例、遺伝脳の反射から現われるアイデアと技術と素質、性格と体質、美模の生態、寿命と健康、これらは遺伝の反射から来る率が高い。そして感と予言、哲学と無機学は宇伝脳の反射からくる現象である。そこで問題になるのが脳の空間である。脳の空間とは発射した精電が反射されない空間のことである。即ち、ものを見たとき又は聞いたときは、その対象物に精電が発射され思い出すのだが、空間障害によって確実な記憶対象物に反応しない時がある、これは現実と記憶物に空間が出来、暫く記憶が絶えその後永い時間が立って記憶が浮かぶ時があるこれを反射空間というのだ。この現象には二つの原理から起こる。一つは記憶磁子が薄れて起こるもの、もう一つは発射精電子が正確にながれない場合である。即ち、記憶子のサイクルと引き出すサイクルが合わない限り確実な記憶が現われないのだ。見る、聞く、味わう、触る、考える、これ皆記憶磁子になって脳の記憶板に刻まれるのだ。その強度は一回見たときと、二回見た時の強さが異なる。頭の良い人は一回見たもの聞いたものが、脳の中で何回となく繰り返しアタックされ強度な記憶磁性になるので天才となるのだ。だが雑念の多い人又は発射精電子の弱い人は記憶磁性が弱いのですぐ忘れてしまうのだ。そして惚けもここから始まるのだ。宇宙空間を磁素ホールといい、脳の空間を精素ホールという。反射の密度によって動物と人間の差が現われる。

著 力 抜 山