研究と開発

NO-268[精素学]  宗教と時代

地球上に人間が現われて間もない時点では、宗教などは無かった。天からの雷、台風、竜巻等を見て、只、恐れるだけであった。その時代は意識神経が発達してなかったからである。その後人間は意識が発達し天地の異変に対し考え始めたのが自然崇拝であった。又その時代は文字が無かったので、神という言葉も存在しなかったのだ。只、天と地には恐ろしい力を持っている見えない人間がいて、自分らの行動を監視していると思ったのだ。悪いことをし罪を犯せば、天主と地主に殺されるものと信じるようになったのである。そして人間は天と地を崇拝することになったがその後頭のよい人間が現われ天地異変の事に対して研究したあげく、見えないものに名を神とつけたのである。更に研究を続け地震のことを山神が火を噴き、海では海神が津波を起こすと恐れ、天には天神がいて雨や雪を降らし、太陽を造って地上を明るく照らしてくれると信じ、悪いことをすれば雷や台風を起こし罰を与えると思い祈祷を始めた。そこで現われたのが多神崇拝での祭りであった。やがて人間は悪知恵が発達し、自分はその神の子孫だと偽り宗教を創り始めたのである。そして地球上では宗教時代が始まったのだ。宗教は様々な形で増え続け今度は智恵あるものが教典をつくり、人間現世で悪いことをすると、死んで地獄に行き良いことをすれば、天国に行くのだと言って宗教を信じさせたのである。死んで天国に行くには自分等の宗教を着実に信じなければならないとした。人間は自分が崇拝している神を捨てることが出来ず、現在まで至ったのである。そして時代は資本主義に進み、人間の頭にはお金の思考が蚕動し始めた。そこで考え出されたのが宗教とお布施、金欲教化になり新鮮な宗教がお金儲けに一変。したのだ。女性も昔は生きるための嫁入りであったが、今は金欲嫁になってしまった。そして宗教は金教時代に入ってしまったのである。これから宗教はどうなるだろうか?勿論このような矛盾たるものが永遠に続く筈はない。やがて地球上に宗教は完全に無くなる時代がやって来るのだ。そして無神論時代になり科学万能時代と共に宇宙の不思議を科学では割り切れなり今度は宇宙哲学時代がやって来るのだ。そして又、多宇宙論時代が来てその時代が借力時代になるのである。

著 力 抜 山