研究と開発

NO-252[精素学]   哲  学

人間の発展は哲学から始まり哲学で終わる。無形から有形を作り、有形から無形に走るのが人間の心理である。人間は全ての哲学から想像、理想、思想等で科学を生まみだし。その科学は更に高度に至って人類は破滅に至り、そして又哲学が始まる。人類と哲学、これは切っても切れない深い関係がある。哲学には形而上学と形而下学があり各々その道を開拓している。形而上哲学には神霊哲学、心理哲学、人道哲学、宇宙哲学、霊界哲学があり、形而下学には物理哲学、生理哲学、唯物哲学、そして自然哲学から生物哲学に至る。神とは何か、霊とは何か、神これに一生をかけて生きる人。心は遺伝的なものと習慣的なものによって左右され、心と体を切り離して起こる心理現象の謎。人間として生きる道、人間として果たせねばならない道、道徳、忠孝、人情と愛、社界奉仕を含んだ理論がある。そこには孔子、ソクラテス、等がいる。宇宙は偉大なものであり、宇宙は有限か無限か、宇宙は有生か無生であか、宇宙は作られたのか、作ったのか。科学の届かない宇宙には一体何が有るのか、その謎を解こうとして書かれた宇宙哲学。人間の生命源は何か、人間は死んでどうなる、人間の元は何であったのか、人間と動物との関係、人体と命、人体と自然、そして人体と宇宙等を究明するもの。唯物を中心とした謎を解こうとするもの、科学と心理、科学と自然、生物の根源等を探りだすもの。哲学は過去の矛盾を打破し、新しい理論と現実化して切り開く。何れも哲学は、現在人間が知っていない部分を開発しようとする哲学、だがその哲学は益々深まるばかりである。現次元から生まれた人間は、現次元の要素は分かるものだが、一次元二次元四次元のものは判り難いのだ。だが四次元以上になれば有る程度分かる筈だ。しかし四次元の人間も高次元以上は分かり難くなるのだ。でも人間は何でも知りたがる、そしてあやまちを犯す例も多い。何故ならば全ての粒子は現次元の要素から現われたもので、現次元の法則のものだけしか知らないのである。人間は道徳でなければならない。貧しいものに食を与え、寒さで震えるものに着物を与えると唱えたのが孔子であれば。貧しいものに着物、食べ物を与えれば人類皆怠け者になり幸せは無くなるのだ。冷酷にしなければならないと唱えたのが孔子時代のトウチキ道師であった。

著 力 抜 山