研究と開発

NO-218[精素学]  人 は 夢

人間過ぎた事は夢のようであり、未来のことも夢のようである。では現在はどうだろうか、現在も何となく夢の中のようであり、あまり感激すると、自分自身が夢を見ているのではないかと錯覚する時さえある。ふと気がついた時はもはや遅しとか、何で自分はこうなんだろう、何となく自分自身の行動がはっきりしないと感じる時がある。成功したのも夢のようであり、失敗したのも夢のようである。縁で結ばれた夫婦も夢のようであり、死んで行く自分も夢のようである。してみると人間全てが夢であり、夢の中で生き夢のごとく死んで行くのが人生かも知れない。その通りだと思う、人間は夢を見ているのであって、透明的な生き方をしているのではない。まさかまさかが自分を殺し、まさかまさかが一生を駄目にするケースもいっぱいある。夢にも色々有って自分は必ず成功すると思う夢、 理想は必ず適えられると思う夢、希望にあふれる夢、自分の苦労は必ず去ると思う夢、自分がやっているものは必ず成し遂げられると思う夢、とにかく人間の夢は果てがないもので上へ上へと登って行く。人間にはそのような夢が有ってこそ一生を楽しく過ごしているのかも知れない。だがその反面、夢のため自分を一生夢のどん底に落とし永久に人間らしく生きて行けず一生を終わる人も多いのだ。でもこれが一つの夢である以上仕方が無いかも知れない。では人間が夢から醒める時が有るだろうか、それは現次元の人間には有りえないのだ。何故ならば現次元の人間は記憶によって意識がある以上、人夢から脱皮は不可能である。夢は皆記憶意識から現われるもので、その整理が複雑ではっきりした結論が現われず惑わされるものである。だが過去が記憶されていない動物達には夢は無い、そして動物には意識神経の働きが鈍いので、はっきりした自分というものもない。即ち、自分がこうすればやがて死ぬのか生きるのか、将来はどうなるのかも判断が付かないものに夢が有る筈が無い。だが夢を見ない人もいる、それも二通り有って記憶意識がつぶれて過去が暗く、夢を見ないアホ、そして全てのものを確実なデーターを出して生きる人もある。宇脳には全てを考えなくても自動的に結論が出る反応組織があるのだ。そして四次元人間は全く記憶意識はなく、唯反応意識だけで生きているもので、宇宙人には夢などは無いのである。我々の現次元では考えられないものだが、その実例は次のようなものがある。 宇宙人は自己記憶でなく他物記憶、物体に記憶されたのを読み取り、まるで自分で記憶したもの以上に確実に把握するのである。宇宙人は我々を見た瞬間、過去、現在、未来全てを分かってしまうのだ。宇宙人の脳は遺伝体がなく、磁電脳で構成されているのである。

著 力 抜 山