研究と開発

NO-194[精素学] 事 故 の 原 理

事故は何故起こるのか。人間事故を起こさない方法は無いのだろうか。如何にすれば最小限の事故ですむことが出来るだろうか。人間には注意というものがある、注意をすれば事故にならなくて済むのか?そこで今回は事故の原理と、その実態を調べてみる事にしよう。事故の原理は次のようなものがある。先ず心理的なものから起こる事故、環境から来る事故、自然から起こる事故、体の不調から来るもの、心の不安定、興奮、憂鬱、心身症、雑念などが原因であるが、これらの全ては体力減退と、睡眠不足から来るものがある。次に環境から来る事故だが、それには相手によって巻き込まれる事故、冒険から起こる事故、油断からなるもの、無知から起こるケースが多い。そして自信過剰からなるものがある。肝っ玉は大きく、心は小さくして行けば避けられるのだ。自然から起こる事故、これは防ぐ予知が無いものだが、これも避ける方法はある。夢の判断でも難を避けることができるのだ。その方法としては、非常によい夢と悪い夢を見たときは、計画を慎重にするべきである。そして大きな事故になる夢をみたときは必ず何かが起こる前兆である。複雑な出来事が起きて心の迷いが生じたりする、だがこれらは環境から必ず何かのヒントがあり、これを無視したときは事故に会うのである。次は体の不調からくるものだが、熱病、不調と不愉快、元気が無い、腹痛、怪我、喧嘩、消化不良、非常に疲れた時は、旅行又は危険な事はしないことである。心の不安を感じ消化不良、興奮、つまらない空想などが現われた時は計画を改めてすればよいのだ。Aと会うことになっているのを止めてBに会うとか、東京に行こうとしたのを取り止め、九州に行くとか、飛行機に乗るのを止めて、車で行くとかである。人間が注意をしても必ず憂鬱があって事故はその憂鬱から浸透してくるのだ。でも常に注意をしていればある程度のカバーは出来るのだ。だが事故になるときは、その注意を怠り惨事に会うのである。これは脳電子の乱れから来るものである。脳電子を充分に働かすには、よく食べよく寝ることそして勉強して何でも分かることである。分かるというのは勝利につながり、分かるというのは電子の乱れを正常に導くものである。分からない人ほど脳電子が乱れ、思いがけない事故に繋がるのである。戦場においてもよく知っている人は死なないのであるが、無知の人ほど死の率が多い。力は智恵に勝てず、智恵は運に勝てないものである以上、運が尽きれば死ぬのである。

著 力 抜 山