研究と開発

NO-192[精素学]  九 次 元 (宇9ー成力宇宙ー地4)

流動宇宙の組織、ここは又陰も陽もない何ものかが唯蚕動しているところである。植物で言えば花が咲いてから散ったあと、種子が出来上ろうとしている時点、人間で言えば子どもが出来あがろうとしている時点に等しい。流動次元は次第にプラスとマイナスのエネルギーに分れ、各々その動きが変わっていく。やがて完全なエネルギーとなって変化を始め、そして作られたのが無因エネルギーである。無因エネルギーとは完全なエネルギーではないのだ、質と質の並立が不完全で、極と極との変化が不一致し、その組織がすぐ壊れ、固体になったかと思えばすぐ液体に変わり、消えたかと思うと又現われ、拡張したかと思うと、あっというまに縮小し、様々な形と、様々な色に変化して行くのである。そのようなことを数億年も繰り返した後、今度は完全なエネルギーに固定され、有因エネルギーになったのである。そのようなことがあって、流動宇宙は正に将来の宇宙の運命を作る貴重な時点になる訳だ。即ち宇宙運命を握っているのは流動宇宙である。貴方の運命を作ったのは、貴方の祖先と両親であり、貴方の子の運命は、貴方の夫妻にあるのだ。男女唯愛して接触しむやみに子を作るべきではないのだ。流動宇宙では、一つの宇宙を作るのでなく数知れない宇宙も作りだすのである。十一構成宇宙、十十構成宇宙、一一構成宇宙、十十一一構成宇宙その限は、大きい宇宙から小さい宇宙、光のある宇宙から光のない宇宙、燃える宇宙から燃えない宇宙、固体宇宙から液体宇宙、 その範囲は想像もつかないものがある。このように様々な宇宙にはその生物も様々で、その形と思想は考えきれない。現地球上にも同じ生命体が、その形と思想が異なったものが多いように、宇宙も異なった質と形を持った宇宙が多いということだ。地球上にある全ての鉱物にも、多様なものがあるように宇宙も金銀で構成された宇宙、銅で構成された宇宙、ダイヤモンドで作られた宇宙、そして我々の宇宙のように鉄質で作られた宇宙、様々である。流動宇宙は、 このような多様な宇宙を作りだすのである、流動宇宙も不動宇宙も○空間から現れたものでは間違いないが、その範囲が制限されていて、不動宇宙から流動宇宙になる時、その質材が決まっているもので、材料がないものは作れないと言うことだ。即ち木がないのに木造住宅は造れないようなものである。流動宇宙は宇宙の種子でもある以上、宇宙には流動宇宙が数知れない程存在するのである。

著 力 抜 山