研究と開発

NO-175[精素学]  人 は 夢 

人間過ぎた事は夢のようであり、未来のことも夢のようである。では現在はどうだろうか、実のところ現在も何となく夢の中をさまようようであり、感激しすぎれば、現在もなんとなく夢を見ているのではないかと錯覚する時さえある。ふと気がついた時はもはや遅しとか、何で自分はこうなんだろう、何となく自分自身の行動がはっきりしないと感じる時がある。成功したのも夢のようであり、失敗したのも夢のようである。縁で結ばれた夫婦も夢のようであり、死んで行く自分も夢のようである。してみれば人間全て夢であり、夢の中で生き夢のごとく死んで行くのが人生かも知れない。全くその通りだと思う人間は夢を見ているのであって、透明的な生き方をしているのではない。まさかまさかが自分を殺し、まさかまさかが一生を駄目にするケースもいっぱいある。夢にも色々有って自分は必ず成功すると思う夢、理想は必ず適えられると思う夢、希望にあふれる夢、自分の苦労は必ず去ると思う夢、自分がやっているものは必ず成し遂げられると思う夢、とにかく人間の夢は果てがないもので,上へ上へと昇って行く。人間にはそのような夢が有ってこそ一生を楽しく過ごしているかも知れない。だがその反面、夢のため自分を一生夢のどん底に落ち永久に人間らしく生きて行けず一生を終わる人も多いのだ。でもこれが一つの人夢である以上仕方が無いかも知れない。では人間が夢から醒めるときがあるだろうか、それは現次元の人間にはありえないのだ。何故ならば現次元の人間は、現在意識、潜在意識、そして記憶によって意識がある以上、人夢から脱皮は不可能である。夢は皆記憶意識から現われるもので、その整理が複雑ではっきりした結論が現われず惑わされるからである。希望が記憶されていない動物には夢は無い、そして動物には意識神経の働きが鈍いので、はっきりした自分というものもない。即、自分がこうすればやがて死ぬのか生きるのか、将来はどうなるのかも判断がつかないもので夢はありえないのである。しかし未来の夢を見ない人もいる、それは記憶意識が故障し過去が暗い、宇脳には宇宙科学のコンピューター組織があって、全てを考えなくても自動的に結論が出るのであり。四次元人間は全く記憶意識がなくても、唯反応意識だけで生きているので、宇宙人には夢などは無いのである。我々の三次元では考えられないものだ、その実例としては次のようなものがある。宇宙人は自己記憶でなく他物記憶、つまり物体に記憶されたものをありありと読み取り、まるで自分で記憶したもの以上に確実に把握するのである。宇宙人は我々を見た瞬間、過去、現在、未来全てを分かってしまうのである。宇宙人の脳は遺伝体がなく、宇脳と磁電脳で構成されているのである。

著 力 抜 山