研究と開発

NO-168[精素学]  脳の限界

有限無限、有形無形、有極無極、有然無然、有生無生、有力無力、有因無因、有素無素、有陽無陽、有陰無陰、有物無物、自然の法則には限りない相対、極対法則で進化をしている。有限無限には限界というのが有るのか無いのか、だが,全てのものは有限でもあり無限でもあるのだ、両者はどっちがどうだとは言えないのである。即,宇宙は有限であると言っても合うのであり、無限であると言っても合っているのである。何故ならば有限は一つの極で止まってしまうから有限になり、無限は極の壁を貫いて新しいものに進行していくので、その発展は引き続き無限に広がるのである。有形無形これも同じで、我々の目に見えるものは有形であり、見えないものは無形となるが、無形もちゃんとした形が有るのであり、有形も目のない動植物にとっては無形になるのだ。以上述べたように有限も無限も、有形も無形も皆同じものであり、生きているものも死んでいるものも同じなのだ。石は死物だとか、人間は死ねば、消えるとか言っているが、これは唯,極と極との外か内かだけのことである。そのような訳で自分は不幸だ幸福だ、これ皆心の極の外か内かで決まるものである。我々の脳の思考も二通りある。つまり始めを考えるか、後を考えるかである。始めを考える人は前極にぶつかり、終わりを考える人は次極にぶつかる。始めから燃える人はすぐ壁にぶつかり破れることが早いが、終わりを考える人は燃えるのも遅く寿命も長い。脳の働きも同じで、若いとき頭のよい人は歳をとるに従って減退し、幼いとき利口でなかった人は、 歳をとるに従って利口になって行く率が高い。そのような訳で我々の脳の働きもその限界があって、壁にぶつかるまではスムーズに脳が働くのだが、ある時期になって必ず壁にぶつかる時、その壁の時点で非常に苦労をする。その壁を破るには永い年月が掛かるのだ。そこで脳の限界が現われるのである。宇宙全ての変化も三体から成るもので脳の働きも三を基準にして変化するのである。三秒内で解決出来ないのは三時間前後で解決し、それでも出来ないのは三日前後、三か月前後、九か月前後、三年、九年、30年、90年、300年、900年、3000年前後と延び続けるのである。問題の解決やら貴重な約束もこれを基準にしてすればスムーズに解決するのである。何故永い時間が必要なのか、これには二通りあって、一つは思考が熟されていない原因、自分が熟していても相手が熟していないので、待たなければならない場合。二つ目は準備等から経済的全てのものがその理屈で整って行くからである。脳の働きは絶対無理は効果ないのだ。

著 力 抜 山