研究と開発

NO-143[精素学]  強 と 弱

強いものが弱いものに勝つというのが一般常識であるが、必ずしもそうとは言えない。強者は弱者に脆く、弱者は強者に脆のが自然の法則である。太陽も雲にさえぎられ、鉄も火に溶け、宇宙も重力に脆く、生き物は酸素に脆く、善は悪に脆く、悪は善に脆い。プラスはマイナスに脆く、マイナスはプラスに弱い、男は女に脆く、女は男に弱い。やはり、強いものは強いものに対して強いのであって弱いものには強いものが通じないものである。宇宙の構成も強いエネルギーと弱いエネルギーが交差してなりたったものだ。強い陽電子と弱い陰電子、強い磁素と弱い精素、強い体に弱い心、このような仕組みで自然は成り立つのである。強者に弱点有り、弱者に強点あり。表は強いが内側に弱いところがあり、表では弱そうだが内部は強いとか、とにかく宇宙から人間、全ての生き物皆、強弱の法則で成り立つている。脆い水は固い土にて海となり強烈な台風も冷熱で猛威となる。火も酸素があってもえ、男は女の助けがなければ強いものになれない。強いものは必ず弱いものの働きがあって強くなるものであり、弱いものは強いものの働きがあって存在するものである。家庭でも強弱の法則があって男は強く女性に弱いところがあるとか、女性が強ければ男に弱いところがあるからして家庭が成り立つのであって、男も女も強いとか、男も女も弱いとかなると結局は破綻になりかねない。無敵の英雄も女には脆く、殺人強盗も愛には弱く、悪質暴力団も人情に弱い等、とにかく強弱の法則によって森羅万象は成り立つのだ。固体は液体で生き、液体は固体で生きる。重力は恒星によって生き、恒星は推力によって生きる。堅い骨は筋肉があって生き、脆い道徳はかたい法律があって生きる。強いものは弱いものに殺され易く、弱いものは強いものに殺され易い。百獣の王ライオンも病を起こす微菌に殺され、強い重力もパワー法則、磁素ホールに殺される。強い意見も弱い人情に殺され、悪質独裁者も民心に殺される。黒は白に殺され、白は黒に殺されれる。灯は闇に殺され、闇は灯に殺され、冷は熱に殺される。助かるのも強者は弱者によって得、弱者は強者によって助かる。地球上でも強と弱があって平和が成り立つのであり、強い国が増えると戦争が始まり、弱い国が増えても戦争が始まる。友達をつくるにも強者は弱者をつくり、弱者は強者をつくるのが理想的である。とにかく、強弱で全てが成立するのだ。

著 力 抜 山