研究と開発

NO-132[精素学]力 と 栄 養

生活用式が変わって雑食をするようになり、やがて肉食をするようになった。こうして作られた肉体はやがて遺伝細胞に必要な栄養を摂らなければならないようになった。そこで科学者は人間が必要としている栄養素は何であるかを研究した末、各ビタミンの栄養素を発見したが残念ながらこのビタミン郡は、一般的な栄養であって個人的ではないのである。アメリカ人はアメリカ人にふさわしいものが必要であり、日本人は日本人にあった栄養素が必要である。そして同国人にも個人差があって、その栄養が全部良いとは限らない。それには遺伝から構成された栄養が必要となる。桑を食べて生きている蚕に飯を食べさせても生きる筈がない。蚕が桑を食べず飯を食べて生きるようにするには、何万年という年数が必要であろう。勿論これは遺伝細胞を変えなければならないからだ。肉を食べれば力が附くと言っても肉食と栄養を多く摂る金持ちの子も弱く、貧乏な子も、力がある。馬や牛などは草や穀物だけ食べても凄い力を持っている。これは遺伝から来た栄養性からなるのだ。このように力というものは遺伝細胞に合った栄養素が必要である。一般的な要素で力を分析すると、力の根本は筋肉の収縮である。つまり筋肉の縮少が何処まで出来るかによっての力である。次は神経に精素電流がどれ程流れるかである。この二原理が旨く調和されて神奇不可思議な力が出るのは間違いない。では筋肉がよく収縮する栄養を述べると、粘り気のある食べ物、餅、動物の骨と筋、これは細胞の膜に粘質を作り収縮を助ける。次は油である、油はなるべく滑らかなものが必要で、 胡麻油、肝油、豆又は種類。三番目は神経を強くする好気食物、つまり栄養とは関係のない好きなものを食べよく寝ること、心配をしないこと、 一日一日を楽しく生きること、勝負には勝つこと、冒険をすること、以上のものを充実に取り入れ運動を重ねれば健康は勿論のこと、充分な力が出るのである。一般の運動は筋肉を働かせて神経を付随させるものだが、借力は精素を働かせて神経と筋肉を付随させるのである。

著 力 抜 山