NO-130[精素学]無 形 支 配 者
目に見えない力、見えないエネルギー、これによって人間も宇宙も支配されているのだ。目に見える物質、感覚でわかる全てのエネルギー、これ皆、形の無い何ものかの力によって支配されているのだ。電子、空気、磁力、重力等、これらも一つのエネルギーである以上、それぞれ形の無い何ものかの力によって動かされているのである。つまり、その力が無形パワーなのだ。では例をいくつか述べてみよう。マリを投げると、マリは空を飛ぶ。マリは手から離れて行く時は何のエネルギーの影響も受けず、ただ遠心力だけで飛ぶ。鉄砲の弾も同様だ。宇宙が公転事転しているのも結局は形の無い、又はエネルギーでもない何ものかによって動かされている。そして人間も結局は無形物の力で生きているのである。人間の生命元素は精素であるものの、その精素元は無形支配者だということだ。即ち、全てのエネルギーは無形支配者によって現れ、無形支配者によって消えていくということである。果たしてエネルギーの錠を握っている無形支配者は一体何者であろうか?それがいわゆるO空間のパワーである。宇宙から人間に至る全ての動植物までがO空問パワーが潜んでいるのである。有形宇宙全ての粒子または単子に至るまで、全てがO空問のパワーによって生きているということだ。全てのエネルギーは推子と推子の固まりであり、その一粒一粒の中で働いているのが0パワーである。つまり粒子の中では徴粒子が働いており、微粒子の中では素粒子が、素粒子の中では電子、磁子、陰子、推子が働いている。そして、これらのものを動かしているのがOパワーになる訳だ。0パワーはエネルギーでもなければ、粒でもない。一つのパワーとして潜んでいるのである。Oパワーには二つの働きがある。エネルギーを助けるものとエネルギーを殺すものがある。0パワーには宇宙との神経要素に繋がっており、超能力的なものはOパワーの動力からなるのである。宇宙に磁素が発生するのも、生命体の精素、恒星から出る重力みな、Oパワーから出る力である。0パワーの秘密、宇宙組織もOパワーによって成り立っているのだ。Oパワーは次元の要素である以上、人間にとっては絶対判らないものである。熱い、寒い、重い、軽い、このようなものは皆一つのエネルギーからなるのだが、Oパワーはそのようなものではない。つまり固体でない固体であり、液体でない液体であり、エネルギーでないエネルギーであり、あるものでもなければ、ないものでもないもの、これが無形支配者である。
著 力 抜 山