研究と開発

NO-129[精素学]  地球の運命

地球に運があるのだろうか?運は地球だけでなく、宇宙のもの全てに運命があるのだ。そこには因果生運と、軌道生運がある。因果生運、これは最初から最後まで決まっていて大きなものから小さなものまで一律し、自然変化で進化滅亡するのである。これを大自然法則という。月が地球を回っているのも、地球が太陽の恵みを受け、色々な生物か繁殖するのも、みな自然運動でなしていることは間違いない。運命の大法則、自然の原理原則、これ即ち因果法則なのだ。宇宙は、誕生から既にその運命が決まっており、長い波乱を経て死んでいくのである。地球も同様で生まれてからいつ氷河期になるとか、いつ大陸がとう変化する等、地震、台風、洪水、旱魃,地球上の生物全てがその運命の下で苦労して死んでいくのである。だが人間ならび全ての動物は、自己意志で、いくらか運を変えていくのだが、変える運は30%で殆どが生まれ定まった軌道で生死することになる。蛙の子はあくまても蛙であって兎にはなれないのであり。人間も各々脳の働きは全く違うので、生まれつきから大金持になるタイプ、首相になるタイプ、そして個人的な素質と性格によって一生を全うする。しかし、教育、研究、努力、勤勉等によって30%までは運を変えることは可能だが、これは大変難しいものだ。運命は条件でもあり、仕組みでもある。例えば、お金を儲けるのも偉くなるのも、そこまで行くには必ずそこに到達する条件が作られてなるのであって、無条件で行けるのではない。生まれつきの条件、努力して作り上げる条件、偶然に作られる条件等がある。人間、生まれつきの条件がいかに良くても、努力しなけれぱせっかくの条件が無駄になってしまうのである。いかに努力しても有利な環境条件が出来ない限り、目的を果たすのに大変難しい。偶然条件、これは何十万分の1に等しく、めったにないものである。宝くじを買うにしても、当選する人はl億分の1に過ぎない。偶然はみな夢に等しいのだ。人間、偶然にさまようものは一生の虚無で終わるのである。生きていくのに一番いやなのは微菌であるように、地球も人間をいやな微菌だと取り扱っている。シラミとか蚤等は薬をまけば簡単に殺せるが、体内に潜んでいる菌はそうはいかない。地球は身振るいし、地震を起こし、津波、旱魃、洪水、氷河等で、いやなものを殺そうとする。だが、ついに人間微菌によって地球は殺されるのだ。そして新たな生物が現れ共存する。その時は既に地球は三次元を迎えるであろう。

著 力 抜 山