NO-110[精素学]エネルギーの有極と無極
全ての変化は極から起こり、その構造も極から造られるのだ。有極は殆どエネルギーからなるのであり一つのエネルギーは敵に遭遇した時食われまいと必死になり両者は全力を上げて戦う。やがて片方が勝ち片方は負け負けた方の質は殺され、勝った方の粒子に付着してしまう。相手を食べた粒子は消化不良になって、ついに自から体力が衰えてしまう。その後時間がたつにつれて食べた粒子も死んでしまい、食べられた粒子と食べた粒子が合体して別の質になってしまう。このようにして変化されるのを有極変化という。現実、我々が気づいていないところでもエネルギーは常に戦っており、食べられたり食べたりして変化をなすのである。これを相対極ともいう。つまり、陰と陽、冷体と熱体、男と女、雄と雌、左脳と右脳、心と体、酸素と炭素、その他化学反応を起こす原子と元素、いずれもこれらは有極に相当するもので、必ず第三者を産み出すのである。その反面、無極というのは、質が変化して別のものを造り出すのでなく、これは残念ながら二つのものがもろとも跡形もなく消えてしまうのである。有極の消え方は、固体が液体になり、液体が気体になるのだが、無極変化はその順は必要としない。最初から跡形もなく消えてしまうのである。これは殆どパワーの働きによって粒子はみな分散し消えてしまうのである。消えるというのは我々の目で見ることの出来ない細かい粒になると思われるが、そのようなものでなく、全く無そのものになってしまうのである。有極は拡張回転からなり、無極は縮小回転からなるのである。即ち全てのエネルギーは拡張回転で衝突が大きくなり変化するのだが、虚空に入った時は縮小回転をし最後は推子の回転が止まり消えてしまうのだ。現在科学で述べている陽子の消滅は電子が無極に入って○パワーに吸収されたものである。では無極はどうしてつくられるのか?これはいうまでもなくスピードからのものでエネルギーが最大縮小した時はパワーの圧力によって消されてしまうのである。
著 力 抜 山