研究と開発

N0-96[精素学]病気は何故治らないのか

病は多く、効きめの薬は少なく、なんという皮肉な話であろう。しかし、これが実状だ。如何なる病でも、それにピッタリ合う薬さえ使えば百発百中治るのである。だが同じ症状の病で同じ薬を使って治らないのが多い。それには様々な理由がある。体力の関係、心の関係、食べ物の関係、体質、環境、合併症、とにかく問題は薬にあるのでなく、正確な診察と薬の調合にあるのだ。それが旨くいかない限り治らないのであり、如何に良い薬でも的確な診断でない限り完治はならないのだ。現実、医学界の実力が何処まで及んでいるだろうか?最近はその医師さえも自分の病気を治せないまま死んでゆく人が多いようだ。そのような訳でいったん病気にかかると神に祈りながら医者にかかる他はないような世の中でもある。そこで今回はなかなか治らない難病または急性病に対して述べてみる。まず患者が知る必要があるのは熱である。どんな病気でも熱を持たない病気はない。例えおもては熱がないようでも患部は必ず熱を持っているのである。そこで言えるのが熱のコントロールである。患部の熱をとり血液の循環を良くさせるのが第一である。表であれば冷水で冷やせば可能だが、内測になるとそうはいかない。そこでまず食事療法から取り組まなければならない。ではどういう食事が手っ取り早いか?それには次のようなものがある。まず体に水分を充分にとることだ。と言って冷たい水を飲むのは禁物である。熱いお茶またはお粥水を飲むことである。そして今度は相対食物、ネギ、にんにく、梅干し、レモン、玉ねぎ、黒豆の焦げ飯等がよい。そして外部の風にあたらないこと、部屋で軽い運動をすること、心を安定させることである。そして良い薬を飲むことだ。薬は一時的にしてなるべくなら自然食療法と運動によって治すよう心がける方が良い。洋薬で治らなかった場合は漢方薬がよく効〈。そして病気の時は消化不良の食物と食肉で油けの多いもの、魚の油等はよくない。とにかく患者には常に血液が健康で新鮮でなければならない。野菜スープ、味噌汁、ワカメスープ等が良い。そしてソーメンやラーメン食は避けた方が良い。冷たい食べ物は最大の敵である。患者は常に冷たいものを欲しがり、水も冷たいものを飲もうとする。これは最大の敵である。とにかく毎日適当な運動を続けて治さなければならないのだ。

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