N0-69[精素学] 体 の 法 則
体の法則とは何んであるのか?宇宙の成立は一定の法則によって形成したり流れたりする。自転公転で規則正しく流転するのは理解できるが、人間の体に法則があるというと、ちょっと考えられないという人がいるだろう。人間の体はその人の体質や訓練によって大きく変わるもので、法則にはあてはまらないかもしれないが、それが人間の体にも一定の法則があって、その流動ぶりは規律正しく働いているのである。先ず心の法則だが、人間誰しも誕生のさいは殆どが大声を出して泣く。これは国を問わず人種をとわず皆同じである。これが一つの定められた人間の自然的な法則なのである。即ち、法則というと一般的人間社会に於いてあるものを、一定の法律のもとで規制し、定められた範囲のことをいうが、宇宙並び人体の法則ではそのようなものを誰が決めたものではない。ただ自然につくられた体の法則によってなるのである。 悲しかったら泣き、嬉しかったら笑い、緊張すれば脈があがり、 眠くなればあくびがでる。これ皆人間だからするのであって動物では考えられないのである。では体からの法則によって現れる全てのものをある法則のもとで幾つか述べて見よう。嘘をつく人の話には奥がなく、真実でないものは笑いに冗談が混じり、真面目でない人は行動に安定感がなく、裏切る人は細かい対応がなく、金銭的な人は心に落ちつきがなく、一生苦労するタイプの人は言葉に調理がなく、過去の暗い人は些細なことでよく腹を立て、男にふられた女は愛情が薄く、将来性のない男はよく寝ころがり、そして朝寝坊する。寿命の短い人は感情が激しく、倒産が間近い人は焦り出し、愛情のない人は頑固性があり、事故に会う人は全てに無情を覚え、成功率のない人は常識がなく、よい夫に恵まれない人は自負心が強く、よい妻に恵まれない人はすこぶる強情であり、よくしやベる人はお金が貯らず、無口の人は難が多い、綺麗な人には筋道がなく、ブスは味がなく、お金持ちは情がなく、情のある人はお金がない。強い者程弱点が多く、弱い人に成功はない。これ皆体の法則のなりゆきからである。
著 力 抜 山