研究と開発

N0-60[精素学] 十一差から二十差まで

十一差から二十差までは感覚神経を主とした訓練法である。感覚は五官からの作動を言うが、その他にも第六感作用や精素受動作用も含んでいる。感覚は感じとるという意味だが、感じるだけでは何もならない。感じて物を知り、感じて分析をし、感じて体を動かし、感じて確実なものをつかむことが大切である。一般人は感じてただ流動するものだが、十一差から二十差までの訓練によって確実に判断され。自己環境に適応されているのかを判断し、脳コンピュー夕ーが自動的に体を誘導するのである。そして、適要神経の活力、心の強度、精神的な密度等が活発になり、細胞の離着作用、骨質の強化、各器官の動力、血流の活力、神経の耐熱性と調和、伸縮の融合、陰陽のバランス、あらゆる推波の調整等をコントロールして作りあげたのが二十差までの訓練法である。反動の法則、水は火によって反動を起こし、光は重力によって反動を起こし、心は物質によって反動を起こし、自然は大気によって反動を起こし、精素は磁素によって反動を起こし、体は食物によって反動を起こし、神経は波動によってその機能が変化され反動を起こす。反動には純反動と逆反動があり、純反動は体の機能を正常に導き、逆反動は正常からの極を逆転させる。天才秀才は純反動の極から成り、超能力、右脳開発等は逆反動から起こるのである。そのような訳で、純反動の極に至った体質は体が持たなくなり、逆反動能力者は精素が持たないので両者とも寿命が短くなるのである。あくまでも、三大神経外からの徴候であって、借力訓練での差の段階では複雑な心体の障害は無いのである。一般的な天才、超能力者は心身ともに短命であり、借力天才超能力者は心身ともに長寿を保つ。一差から十差までは、呼吸法と脈の調整、酸素と炭酸ガスの調和とバランス、力と能力を働かすものであるが、十一差から二十差まではその差が異なり、神経動力を強化、あらゆる反応を活発にする方法である。不動神経を引き起こし、遅動神経を速動に変え、心の反応によって体が思うままに動かされる訓練法である。大脳の働きは、知能を司り、小脳は運動力を司るもので、大脳知力と小脳活動力を共にすることは出来ない。だが二十差が終わると大脳小脳が統ーされ、矛盾が無くなり、どんな難しい問題でも自動的に解決され、いかなる体能でも速やかに適応するのである。

著 力 抜 山