研究と開発

NO-58「精素学」悪 質 対 悪 質

悪質対悪質はSS又はNNの極に相当するものである。これら二大原理によって弱肉強食がつくられ悪は悪が倒し強者は強者が倒し、毒薬は毒薬で分解させ、冷体は冷体で除き熱体は熱体で解除する。これらの原理は宇宙の極対性から成立ったのである。宇宙極対性これは正しく生命を保つ重要な法則でもある。極対法則は相対性とは全く違った性質を持っている。相対性は一つのものが現れた時、もう一っのものがその反対方向に進むということだが、極対性は一つのものが現れた時、必ずそれに対抗するものが現れるということだ。無限な対抗物、この法則があってこそ宇宙が成立するのであり、この規律があってこそ生命が維持されていく。即ち相対性は物の発展に必要なものであれば極対性は生命体の発展に役立つものと言えよう。宇宙に極対法則がなかった場合は何も形成されなくなり、天体も出現されなくなるのである、生物に極対性がなかったなら生命は存続出来ないであろう。このようなことは我々の心や体でも働いており、体からの極対性は次のようなものがある。つまり悪質な菌は体を侵し成育を邪魔している。この悪質が多く増え続けると人間は病に侵され死んでしまう結果となる。だがそこにはこれを食い止める極対性物質が現れ白血球になるのだ。白血球は我々の体で、良質でなく悪質なのである。体に白血球が増え続けても死んでいく結果となる。このように二者は悪質であり、悪質と悪質との対立によって生命が維持される。即ち細菌がないと白血球が増え過ぎ、白血球がなくても細菌が増え過ぎ死んでしまう。これを極対法則と言う。心においてもこの法則が働き発展を成しているのだ。即ち良心は悪心との対決から成り立つ。これを心の極対法則と言う。汚い思考から良い心が現れるのであって、最初から良い心は有り得ない。まず良い考えを出すには悪い思考が先走って良い考えが出るのである。、悪は悪でない限り滅ぼすことは出来ない。無限は極対性で有限になり、有限は相対性で無限になるのである。現実地球上での発展も極対法則によって戦争があって発展するものであり、人間も争いによって進歩していくのである。これらの極対法則は2、000年まで続き、多くの殺傷は避けられないのである。それは言うまでもなく、地球上に新たな思想と発展をもたらすためなのだ。

著 力 抜 山