研究と開発

■NO-35[精素学]  生 の 流 れ

生きるも死ぬも、幸せも苦労も、これみな生の流れから成るのである。その生を如何にして有効に保つことが出来るかが生の道でもある。人間ただ生きていれば良いのではない。本当に自分は生らしく生きているのか?自分の生き方は、生の流れに合っているのか?どうすれば幸せになれるのか?どういうふうに生きれば苦労から脱出できるのか?これを解き、実行に移すのが生き方の重要点である。生きて行く人のタィプも色々ある。未来を描いて現在の苦労を耐ええながら生きる人。未来はどうにかなるだろう、人間現在が良ければ良い、食べて飲んで楽しみ現在も未来もみな運だ、全てを運に任せて行動すれば良いのだと生きる人。どちらも理屈としてはあっているが、本当の生き方には成っていない。前者は、追って生きる人生、現在より上へ上へと追掛けて行く生き人。だが上には果てがない。一つのものをわかったと思っても、まだまだ知らないものがあり、やっとその目的が果されたと思っても、まだその上があるもので、常にその人生は追っ掛けを繰り返して歳を取り、複雑な一生を終えてしまう。後者は、現在が良ければ良い、毎日飲み尽くし、やがては体をこわして、不治の病にかかって苦しむが、後悔先立たず、既に時遅しと死ぬのである。運命論者は運に頼り過ぎて、結局は良いチャンスを逃してしまうケースも多い。その理由は運の云々で努力不足から起こる現象である。では、人間はどのように生きて行けばよいのか?その方法を取り上げたのが生の流れである。その一つ、生は一つのものにこだわってはいけないのだ或る物を選択し、その物の目的を果たすまでは色々な難関がある。その難関を乗りきれない人は失敗に終わるのだ。例えば、自分ば借力で成功するのだ借力以外は何もしなくてもよいと思うのは大間違いである。人間はまず食べなければならない。生きて行くにはお金も必要である、お金を稼ぐにはそれなりの手段も必要だ。その手段は勿論生活に必要な稼ぎ方でなければならない。ある人は目的を立てて努力すれば必ず成功すると言うが、しかし簡単にはいかない。生活に楽があれば努力が減り、チャンスがあっても逃す率が高い。そして時に追われてー生何も出来ず終わるケースもある。とにかく人間は時間に追われ、忙しくても不成功になり、時間を追って走り回っても不成功になる。成功の秘密は、隠れた努力でチャンスを逃さないことである。、未来を考えて、現在を生かすことであるのだ。

著 力 抜 山