研究と開発

NO-249[精素学]   読 心 術

人の心を読み、人の心を探る。心を誘導し心を奪う、心は体から出るものであるが、心は体を支配する。支配する心、支配される心、つまり心は体を支配しているが、支配されてもいる。そこには本能的支配される心と、習慣的支配される心がある。本能的支配される心は、感情と刺激から来るものと遺伝脳からのものがある。花を見たとき美しいとか、気味が悪いとか、気分が良い悪い、喜び悲しみこれ皆感情からのもので、人間皆共通しているものだ。だが感情に逆らって正反対の表現をす人もいる。それは言うまでもなく遺伝的な要素から現われるケースが多い。一般的に蛇などは嫌いなものだが、それが大好きな人。人間たいてい良いことをするのが善とし、心が晴れるのだが、何となく善は気にくわぬもので、表では善をするような感じを与え、裏では相手を利用して利益を計る等、 人が良くなるのを嫉妬し気晴れする人。このようなものは遺伝感情からの心理である。そこで読心術は飽くまで相手の心を探るものである以上、その表裏を良く把握しなければならない。そこで重要なのは表面である。心は体が作り体は心の鏡である以上、必ず表に現われるのだ。殺人を犯す人の目は、目玉が小さくて短気であり。全体的に目の小さい人は冒険心が有って利口である。体の小さい人は勤勉で細かく、体の大きい人は計画心が乏しく派手な所がある。美しい女性は二重心をもっており失敗事が多い。カラーが好きな着物を好むタイプは心が豊かで人情が有り、地味な色が好きな人は心が固く冒険心が乏しい。指の長い人は変態性があり、短い人は愛情が薄い。耳の大きい人は人につかれ、長い人は孤独である。耳たぶのたれた人は人徳が有り善良である。目玉の良く動く人は利己心が強く、良く笑う人は心が軽い、早足の人は情が薄く、話上手な人は高慢で有り、正確な字を書く人は失敗が多く、速筆は礼儀がない、遅筆はお金がたまらず、奇麗に書く人は病気か短命である。圓い顔の人は中心がなく、顔の長い人は計画的であるが優しさがない。人間全て点のない人はないもののそれを旨く応用して心を察知するのが読心術の基本である。勿論念力でもって読心術に応用するケースもある。声の太い女性は夫の運が乏しく、その反対に奇麗すぎても夫の運がない。ともかく心は全体的な要素で現われるもので、片寄った判断はよくないのだ。先ず人を見る時は顔から足まで見ること、そして感じるもの全てから判断するのが肝心である。

著 力 抜 山