研究と開発

N0-161[精素学]    老化と限度...

老化にも限度というものがあり、生化にも限度がある。生物の寿命は老化の早さで決まる。果たして人間は老化を最大限に食い止め、健康と体力を如何に維持できるのかと、学者達の研究が進んでいるが又その先は遠い。老化防止案は果たしてどのような方法があるのだろうか。そこで老化の限度というものを探ってみることにする。人間に重要なのは細胞の膜である。あらゆる動物の細胞はその構造が卵質細胞を保護する外皮質がある。その外皮質が丈夫であれば老化が遅延するのである。細胞の生化も酸素からなり、老化も酸素からなるのだ。このような酸素をいかにして活用し食い止めるかによって老化を防ぐことが出来るのだ。即ち、酸禁防化法である。これを施すには細胞外皮質を強化するほかない。それには食物強化法、訓練強化法、呼吸強化法、精神強化法、忍耐強化法等がある。食物強化法は先ず、骨質強化が重要である。小魚を焼いて骨まで食べるとか、肉類の軟骨を常食する。そして植物油を摂取することが大切である。動物油は細胞生化を邪魔する要素が多く体のバランスを崩す恐れがある。次は訓練強化法であるが、これには先ず足を使う訓練法が第一である。地上を歩く生き物は足が丈夫であればこそ、全体の細胞が強化されるのだ。人間にとっては足と腕が大切である。人間も元々は腕が足になって這って歩いたのである。腕が弱れば胸部の器官も衰えて行くのだ。即ち老化は脳から始まるのだが足から腕から分かるのである。これらを強化する訓練は、先ず座る時間よりも立つ時間を多くし、歩く、走る、屈伸運動、及びスピード運動、そして逆立ちなどが大切である。精神強化法は、何でも人に勝という気構えが大切である。忍耐強化、これは飽くまでも自然に勝って自立細胞を作ることである。先ず寒さ、暑さを我慢し三大欲の限度を維持しなければならないその限度を超えることによって老化が進む率が高い。自分の体にあった調節が大切である。老化というのは鉄が錆びていくようなもので、使わないとどんな鉄でも錆びてしまうように、我々の体も使わないと早く錆びてしまうのだ。このようなことは体だけでなく心も同じで、心も使わないとさびて記憶が落ちていくのだ。心身強化法は借力が第一である。

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